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ゼロからさきへ

「知りたい!」「面白そう!」「なになに!?」に溢れた毎日

合唱人の「合わせ力」

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先日、ひさーしぶりにアンサンブルをしました。

 

とあるレコーディングのために急遽召集された活動時間6時間のアンサンブル。お役目はとある曲の参考音源の作成。

男女10名が……もとからの知り合い同士も、初めまして同士も集まって無伴奏混声合唱曲集を歌いました。

 

仕切りを担当させてもらった私も、初めましての人や初めて一緒に歌う人が半分くらい。

 

心配性の私は、この日までどういう理想を置いて・どういうことを共有して・どう進行しようか……と悩みました。歌えるメンバー、合唱団の中ではリーダー格のメンバーが集まったけど、それゆえに音楽観や主張がぶつかったらどうしよう。みんな自分のスタイルを固持して声がまとまらなかったらどうしよう。と悩みました。30分間。

 


しかし、はじまってみれば、みんな歌えるメンバー。そして自分の強みを自覚しています。和声が得意・合わせるのが得意・全体のバランス見るのが得意など。

加えて「合わせ力」にも優れたメンバー。

ぶつかることはなく、するするとひとつのものに向かって進んでいきました。

 

長らく、いち歌い手として合唱とか関わることから離れていたので忘れていましたが、合唱人たちは「お相手の思い描くものを読み取って、それを実現しようとチャレンジしてみる」ことにとても長けているのでした。それが基本のスタンスとなるくらいに慣れてもいます。

 

それは、音楽をまとめる人や指揮者の思い描く音楽に対してもそうだし、作曲家や詩人の思いに対してもそう。

 

楽譜に書いてある限られてはいるけれど膨大な情報を収集して、その裏にある作り手のほんとうにやりたいことに思いをはせる。


そのはせ方はひとりひとり違う。それを擦り合わせていくのが、私の何よりの楽しみなのでした。

 

そして今回は、和声を見てくれる人・全体のバランスを見てくれる人がいたので、私は自分の得意なフレーズと言葉のことに集中できました。得意でないところをアウトソーシングできることの自由さたるや。

信頼できるメンバーと歌うとこんなに楽しくて刺激的で、かつスムーズに音楽がどんどん生き生きしてくるんですね。

 

 

音楽でも、その他でも、こうして対するものへの思いの強さと方向性が似ていて、かつ自分とは違うアプローチができる人と関わっていたいなと、思いを深めました。