エネルギーは伝染する。一流と超一流を分けるのは「エネルギーをどれだけ掛けるか」
「エネルギー」って言葉が最近、頭の中にずっと漂っています。
以前とある講座で、クリエイティブ・ディレクター/CMプランナー/コピーライターの松尾卓也さんが、こんなことをおっしゃっていました。
「エネルギーをどれだけ掛けて相手と接するかで相手のパフォーマンスが変わる」
「相手にどれだけエネルギー掛けるかの違いが一流と超一流を分ける」
「人はエネルギーを掛けられるといいパフォーマンスをしたくなる」
講義を受ける側から講師へは、「拍手」や「聞き方」でエネルギー示すことができる。
招いたビジネスパートナーへは、リラックスできる環境を整えたり最大限のおもてなしとお気遣いをすることで、相手のパフォーマンスを高めることができる。
演技をする動物にだって演技したら「すぐ大きな声ではっきり感情を示して褒める」とそれはきっと伝わる。アメリカの動物プロダクションが日本では不可能といわれる「猫に演技させる」ことを実現していてそう思ったそう。
このお話がなんだか気になって、ずっと頭に引っ掛けているうちに、私のモチベーションアップやモチベーションキープと「エネルギーの大きさ」は密に関わっているんじゃないかって思ったんです。
「合う環境」と「合わない環境」の境界線は何?
私は、「ここ私に合う環境だな」「ここ私には合わないな」って思うラインは何なのか、ずっと探しています。
試しに聞いてみた友達は、「やりたいことができるかどうか」って言っていました。
「自分が成長できるかどうか」「好きな人がいるかどうか」と教えてくれた友達もいます。
私、これ、全部経験者です。
「私、◯◯だからこの環境大切なんだよね」とか「私、◯◯だからこの環境合わないんだよね」って言ったことあります。
そうして、「これかも! ……やっぱ違った」となってしまいました。
「エネルギーを掛けてくれてるか」かも
そんな中、新たなこれかも! が「エネルギー」です。
とっても受動的な理由だなって我ながら自分を頼りなく思うんですが、もしかしたら私は、そこにいる人たちが私に対してたくさんエネルギーを掛けてくれる場所を大切に思い、そこにいる人たちがあまり私にエネルギーを掛けてくれない場所をあまり大切に思えないのかもしれません。
「だってそっちの方が比較的高いパフォーマンスが出る」ということを私は言語化できないまでも感じ取っていたように思います。
その場所に初めて指導に伺うときに駅までお迎えにいらしてくださるとすごく気持ちが乗るし、反対に指導にお迎えする方に対してもその方が指導内容以外のことに乱されることがないよう気を配ります。音楽の現場であれば、要らぬ音を立てないようボールペンやシャーペンを使わないということも、目立ってエネルギーを感じさせるものではありませんがそのひとつです。
そして、私にとって「自分が高いパフォーマンスを出せるかどうか」というのは大切な指標です。だから、「私にエネルギーを掛けてくれる人がいるところが、私にとって合う環境なんだろうな」と。
自分のパフォーマンスが他者に大きく左右されるなんてなんて受動的ななんだろうって思うけど、それをちゃんと言葉にして理解できたから、今度はそれを効果的に使ってみようと思います。
エネルギーもきっと伝染する
私は、「人は鏡」だと思っています。
人はどうあっても相手に影響されます。
不機嫌も笑顔も伝染します。たくさん情報開示してくれた人にはこちらも情報開示するハードルが下がるし、親切にしてくれた人には親切な対応を心掛けます。
人は鏡だから。エネルギーもきっと伝染すると信じて。