「夢を持てば輝ける」。そういわれて人は苦しくなる
何の番組で誰が言った言葉か忘れたけど、昔テレビで
「夢は、目標になったら叶う」
って言葉を耳にしました。
数年前の当時はなんとなく「いい言葉」と思っただけだったけど、今は私の人生訓になりました。自分のやりたいことについて迷う時期を抜けたら、この言葉の深いところに気づきました。
「夢」は今の私との距離が離れているもの
夢には、将来叶えたい夢もあれば、叶わないことを知っているけど想像して楽しむ夢もあります。壮大な夢もあれば、日常的な夢もあります。
私は、昔から夢見がちな人間です。
テストで100点取りたいだの、音楽のテストで1位になりたいだの、毎日本を読んでブログを書きたいだの、毎朝6時に起きたいだの、歌がうまくなりたいだの、合唱団を作ってコンクールで1位を取りたいだの、アンサンブルグループを結成してプロになりたいだの、幸せになりたいだの……夢らしい夢から願望のようなものまでいろいろあります。
目指した夢も、目指さなかった夢もあります。
そうして目指すことに決めた夢は叶うこともあったけど、叶わないことの方が多かったです。
夢があるだけじゃ人は輝けない
よく、夢があれば人は輝くって言う。
でも、たぶんそれは違う。
私は、物心ついてから今まで、何かしらの夢を見続けています。でも人生輝きに満ちていたわけではありません。
家族や友人を見てもそう。夢があるからといっていつも輝いていたりいつも夢に向かってあるき続けられるわけではないようです。
場合によっては遠すぎる距離に疲れてしまったり、頑張るわりに変化が実感できなくて苦しくなったりすることもあると思います。
輝いてる人は目標がある
じゃあ、これがあれば絶対に輝くことができるというものがあるとしたら何なんでしょう。
その答えになりそうなものが、「目標」だと思います。
それを掲げたら試行錯誤が捗るような目標。今の自分のちょっと先くらいの距離で、慣れたり手段を工夫したりちょっと環境を変えたりしたら達成できそうなもの。
輝きの正体はこの一歩前に進むための試行錯誤だと思います。
ちなみに、ブラック企業のように達成不能なほど高い目標は、今の自分ができることと遠いという意味で、目標ではなく夢です。掲げる夢があるかどうかではなく、私にとって一歩先の「こうなりたい」があったときに、輝いてるなーと思います。
強く輝いている人は、夢も目標もどっちも持ってる
世の中にいる強く輝く人はたいてい夢を持っています。それを見て、「夢を持ってる人はキラキラしてる」と思っちゃうんですが、その人達は必ず適切な「目標」も持っていると思います。そういう手段は見えにくいだけで。
夢はどちらかというと「輝きの強さ」に関わるんだと思います。
「輝くかどうかは目標があるかどうか。輝きの強さは夢の強度」。
そんな気がしています。