ゼロからさきへ

「知りたい!」「面白そう!」「なになに!?」に溢れた毎日

可愛いスタンプを送ってる時のわたしの顔が可愛くない問題

 

LINEのスタンプの使い方から、意外な一面が見えることがある。

硬派に見える人がかわいい動物のスタンプを使ったり、
ご年配の方がいまどきのアニメのスタンプを使ったり、
かっこいい男の子が美少女キャラのあざといスタンプを使ったり。

しかもそれが、お金を掛けずに使えるスタンプではなく、購入したスタンプだったりすると、この人このスタンプ買うって決めたのか―、いやプレゼントされたって線もあるなって想像して楽しんだりする。

 

ちなみに、私がよく使うのは、ちょっぴりゆるふわなスタンプ。んで、大きなハートが付いていて「ぎゅ」って台詞の入ったスタンプや、キャラがキャラにマッハで近づいていて「ハグっ!」って書かれたスタンプや、「るんるん」ってキャラが踊ってるスタンプを使う。

 

使う……その時の自分の顔が真顔なことに、ある日気付いた。

 

その日以来の統計だけど、私は6割くらいの確立で、真顔でテンションの高いスタンプを押している。反対に、表情を大きく動かしながらは1割位。ちょっとニコニコしながらが残りの3割。

(気付く前はもっと真顔率が高かったかもね)

 

 

 

このことを考えていて、「友達と分かれる女子高生」を思い出した。

 

電車に乗ってたり道を歩いていたりして、時折女子高生のグループに出くわす。そして、「ばいばーい!」ってしてる場面を見ることがある。

 

この一連を眺めて、ときどき「女子高生も大変だなー」なんて思う。

 

グループでいる間は、一般社会人と比べればオーバー気味に表情を動かしさまざまな声色を使ってキラキラ会話していた女子高生が、友達と別れた瞬間に真顔になり存在感が薄れる……ってことがあるから。

 

人とお喋りしているときと、その後一人になったときでテンションが変わるのは分かる。というか当たり前だと思う。

でも、その変わり身があまりに速すぎたりすると、「この子、合わせてたのかな」と思う。「おつかれっ」って声を掛けたくなっちゃう。変わり身は「ふーっ」って音無きため息と同時だと思うんだ。一気に緊張を解くあの感じ。

 

本当にその空気に浸っていたなら、きっと変化はゆっくりやってくる。

 

 

 

この女子高生の変わり身の速さと、私が真顔でかわいいスタンプを送るのには、共通性があるような気がする。というかむしろ積極的に同意する。私が真顔でテンション高いスタンプを送るときは、合わせいる。

 

だって、私はLINEを使うとき2つの使い方をする。

一つは、友達とやっている合唱団やアンサンブルの運営について話すなど、ガッツリ「話し合う」場合。

もう一つは、近況報告ふくめ、ゆるふわな会話をする場合。

 

んで、スタンプを使うのってゆるふわな会話のときで、そういうときってLINEだけをしているのではなく、何かをしながらの場合が多い。お菓子食べながらだったり、twitterをしながらだったり、本を読みながらだったり、音楽を聞きながらだったり。何かとLINEを切り替えながら使う。お返事する瞬間だけLINEに自分を切り替える。

 

私の場合、その意識の対応速度に表情が追いつかないんだと思う。

 

だから、真顔でテンション高いスタンプを送るなんてことが起きちゃうんだろうな。